薫くんと伊集院さん

「猫目石」&「怒りをこめてふりかえれ」


故栗本薫(中島梓)氏が生み出した2大名探偵のコラボ作品。
古い作品なんですけどね。初出は1984年ですから。
その頃、「軽井沢シンドローム」なんてマンガが流行ってたかな。もっと後かな。
軽井沢を舞台に引き起こされた連続殺人事件に巻き込まれちゃった薫君と伊集院さんが、反目しながら(意識してたのは薫くんだけ)人気アイドルの家族に関わる謎を解いて行くという話が「猫目石」
ここで薫くんは、人生最大にして最期の恋をします。
そして、その事件から8年後、事件から受けた心の傷も言えた頃、事件の関係者の異母姉妹かもしれないという女性と知り合った薫くんは、また、事件の渦中の人となってしまいます。

伊集院大介のシリーズから入っちゃったんで、薫くんの事はよく知らないんですよね。
伊集院さんが古式ゆかしき正真正銘な名探偵なら、薫くんは、サスペンス劇場に出て来る、何故か行く先々で事件に遭遇してしまう、担当刑事から「疫病神」と言われちゃう探偵さん。(笑)
実際山科警視(どちらの作品にも出てくる警視庁の刑事さん)に、酷い事言われてましたし。(苦笑)

「猫目石」は、初コラボと言う事で、凄い大盤振る舞い。
死体が一杯。探偵も一杯。犯人も一杯。(笑)
昔の物ですが、古さなんかないですね。
暴走族も、所得格差も、人の欲望だって今も昔も変わらずありますから。
最後の最後で、事件の真相を話す時は、二人で手分けして話してました。
薫くんと伊集院さんの捜査中の会話は面白いですね。論理的思考の重視の伊集院さんと「そんな気がする」の薫くん。
手の内のカードを常に相手に見せるのは伊集院さんで、薫くんは最期にしか自分だけがもってる情報を開示しなかったり…それでも、ちゃんと解決しちゃう辺りがさすが名探偵だな。伊集院さん。

「怒りをこめてふりかえれ」はとにかく薫くん酷い目に遭います。
ひたすらマスコミと闘ってた。
殺人事件は勿論起きるんですが、そんな事解決してる場合じゃないくらい渦中の人でした。
事件を解決してくれるのは伊集院さん。
薫くんは最後にとても素敵なものを授かります。
伊集院さんから「おめでとう」と言われてEND
余韻の残る終わり方です。

この二人のコラボ作品はこの2つだと思うんですが(他にあったら教えて下さい)
二人の交流は続いていて「タナトスゲーム」では、やおい(いまでいうBL)について伊集院さんが薫くんに質問電話掛けてました。(薫くんも詳しくは解らなかったね)

実は、伊集院大介シリーズも「蝶の墓(天狼星Ⅲ)」以来読んでなかった、というか最近までコツコツ続いていた作品とは知らなかったので、図書館で借りて読んでる最中です。

薫くんのシリーズも読まなくちゃ。



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ブログ紹介で名を出してる割には、なかなか記事が書けなくてイライラしてたんですが、これでちょっとほっとしました。
こんな感じで、作品紹介や感想もUPして行きたいです。





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